「生きがいを感じて作ったお洋服」

ICHIHARA HITOMI
for Unknown Material by 日本極東貿易

「服は、人生を重ねるほど面白くなる。」

ファッション業界の第一線で働きながら、KENZOが生み出す自由な世界観に魅了されたICHIHARA HITOMI。

時は、バブル全盛期。

洋服に惜しみなく情熱を注ぎ、流行を追うだけではない「服とともに生きる楽しさ」を知った、刺激に満ちた時代でした。

その後、ファッション業界を離れてからも、洋服への想いが色褪せることはありませんでした。

体調を崩したことをきっかけに、自身が大切にしてきた洋服と改めて向き合い、身の回りの衣類を整理する中で、日本極東貿易と出会います。

そして、いくつもの縁と価値観が重なり、Atelier Unknown Material【アトリエ・アンノウン・マテリアル】の作り手として参加することになりました。

⸻

背景をつなぎ、新しい命を吹き込む。

「古いものを新しく作り替える」

「売れないものを、売れるようにする」

日本極東貿易が目指しているのは、そういうことではありません。

私たちが残したいのは、その素材が持つ背景であり、そこに宿る人の手、技術、時間、そして世界観です。

世界には、大量生産に向かないという理由だけで、姿を消そうとしている素材や技術、人の手仕事があります。

Unknown Material【アンノウン・マテリアル】は、それらをただ再利用するのではなく、一つひとつが持つ時間や記憶を受け止め、未来へつながる新しい作品として生まれ変わらせるブランドです。

作品に使われるパッチワークの一部は、B型就労支援施設や、縫製を学び始めた作り手たちによって制作されています。

それぞれの手を経て生まれた素材を、ICHIHARA HITOMIが自身の感覚を頼りに組み合わせ、最後の一針まで責任を持って仕上げます。

同じものは、二度と生まれません。

⸻

Skirt / Wide Pants

ICHIHARA HITOMIが手がけるスカートとワイドパンツは、最初から完成形を設計することから始まりません。

布を眺め、
質感を感じ、
色の重なりに耳を澄ませながら、
その日、その瞬間にしか生まれない組み合わせを探していきます。

タータンチェック、ヴィンテージデニム、レース、刺繍、古布。

異なる時代を歩んできた素材が一つの作品の中で出会い、新しい物語を紡いでいきます。

それはまるで、さまざまな経験や想いを重ねながら歩んできた、彼女自身の人生のようでもあります。

歩くたびに表情を変え、着る人の動きによって完成する服。

整いすぎていないからこそ、美しい。

残された人の手の跡が、そのまま作品の個性となります。

⸻

あなたにとって、この仕事とは?

「最も楽しい、生きがいです。」

ICHIHARA HITOMI

この言葉を聞いたとき、
ここに日本極東貿易の本質があることを感じました。

胸がいっぱいになりました。

改めて、この場をお借りして。

作品を作ってくださった方。
制作に携わってくださった方。
作品を選び、買ってくださった方。
そして、私たちの活動に関わってくださったすべての方へ。

本当にありがとうございます。

感謝しかございません。

日本極東貿易 竹内

Follow me!