― 捨てられる素材だから、できたこと。― Atelier Unknown Material ICHIHARA HITOMI × 日本極東貿易

 

 

Atelier Unknown Material
ICHIHARA HITOMI × 日本極東貿易

― 捨てられる素材だから、できたこと。―

服を作ることは、誰かの仕事を作ること。
そして、誰かの生きがいにつながること。

日本極東貿易の「Atelier Unknown Material」から、新たな作品が生まれました。

製作を手がけてくださったのは、ICHIHARA HITOMIさん。
かつてファッション業界の第一線で働き、KENZOの独創的な世界観に魅了され、洋服とともに人生を歩んでこられた方です。

体調を崩されたことをきっかけに、身の回りの衣類を整理する中で日本極東貿易と出会い、ご縁が重なって今回の製作に参加してくださいました。

お願いしたのは、単に洋服を縫っていただくことではありません。
これまで見てきたもの、感じてきたもの、好きだったもの。そのすべてを、自由に表現してほしい。
そんな思いから始まった作品です。

■ いろいろな人の手が重なり、ひとつの服になる。

デニム、タータン、プリント生地、レース、フリル。
本来なら出会わなかった布たちが、ひとつの服の中で共存しています。

パッチワークの一部は、B型就労支援施設や、縫製を学び始めた作り手たちが製作。その素材をICHIHARA HITOMIさんが受け取り、独自の感性で組み合わせ、作品へと仕上げています。

経験も、年齢も、環境も違う人たちの手仕事が、一着の中でつながっている。その製作の過程にも、私たちは大きな意味を感じています。

■ リメイクという言葉だけでは、収まらない。

完成した作品を、私自身が着用して撮影しました。
袖を通して強く感じたのは、一般的なリメイクという言葉だけでは、この服を説明しきれないということです。

元の服を作り替えるだけでなく、それぞれの布が持つ表情と、手を動かした人の時間、作り手の感性が重なり、新しい表現になっている。

決して整いすぎていない。
けれど、不思議なほど全体が調和している。
大胆で、自由で、どこか温かい。

服を着るというより、アートと、その中にある力を纏うような感覚でした。

かっこいい、可愛い。その先に、着ることで気持ちが動き、力をもらえる服がある。
ファッションには、まだまだ可能性があると感じています。

■ 「最も楽しい、生きがいです。」

この仕事について、ICHIHARA HITOMIさんからいただいた言葉です。
私は、この言葉が何より嬉しかった。

技術を持つ人が、その技術を生かせること。
これから学ぶ人に、仕事の機会が生まれること。
年齢や環境に関係なく、自分の感性を表現できること。
そして、完成した服を誰かが喜んで着てくださること。

作る人と着る人、その両方の喜びがつながるものづくりを、私たちは続けていきたいと思っています。

ご自身の感性を存分に注いでくださったICHIHARA HITOMIさん、そして製作に携わった皆さまに、心から感謝しています。

■ 残すために、売る。

良い素材も、優れた技術も、生かす機会がなければ失われてしまいます。

誰かに選ばれ、着てもらい、その対価が次の製作や作り手へと還っていく。その循環を作ることが、日本極東貿易の仕事です。

今回の作品も、捨てられる素材を使ったからこそ生まれた組み合わせや、自由な表現があります。

人も、素材も、技術も。
出会い方が変われば、新しい可能性が生まれる。

作る人にも、着る人にも、喜びを。
それが、Atelier Unknown Materialのものづくりです。

TOO FAST TO LOSE.
失うには、まだ早すぎる。

Atelier Unknown Material
ICHIHARA HITOMI × 日本極東貿易

日本極東貿易  竹内

Follow me!